うさぎの巣穴

　みどりの瞳は別世界を映す鏡だ。
　──誰がそんなことを言い出したのだろうか。今となっては分からない。あまりにも一般に普及していて、誰も“はじめ”を知ろうとしないから。そのくせ誰もが、瞳がみどり色ならば妖精が視えると信じて疑わないのだ。


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　ミラは緑の瞳を持つ、妖精相談所の新人店主。妖精が見えることを活かし互いの相談を聞き彼らの手助けをする仕事なのだが、蒸気機関が発達したことをきっかけに妖精が見える、信じる人間が激減。相談所を必要とする人がいなくなったため、正式な仕事を受けたことがない。祖母から継いだ店を守るため、ケットシーのノノンとともに客人を待つ日々が続いている。
　そんなある日、碧の瞳を持つ青年・テトが「妖精が隠してしまった両親の形見を探してほしい」と依頼を持ちかけてくる。懐疑的な態度をとるノノンに対し、ミラは喜び勇んで依頼を引き受ける。そうしてミラは、住み慣れた土地を離れて、テトと彼の従者であるカイとレナ、勝手についてきたノノンと、四人と一匹で旅に出る。
　妖精はなぜ、テトの形見を隠したのか。それを探す理由は？
　ミラにつらく当たるカイ。旅先で不審な行動を見せるレナ。
　ノノンは誰も彼もが嘘つきだと言うし、ミラの初仕事は一筋縄では終わらない。

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『フェアリーテイルをつかまえて』は、各種小説投稿サイトで連載掲載している長編ファンタジーです。
妖精、お仕事もの、産業革命、身分差の恋（仮）、貴族、きらきらとした雰囲気などのワードに
ﾋﾟﾝとくるものがあったら、おすすめします。

• ミラ・カーティス
  廃れつつある妖精相談所の新人店主。本作品の主人公。
  見事なペリドットの瞳をを持つ女性で、明るく活動的な性格。
  妖精のことを“ともだち”と呼んでいて、とても信頼している。
• テト
  ミラのもとに依頼を持ち込んできた、謎多き青年。
  人形のような無機質な美と、碧の瞳が特徴的。
  あからさまなほどミラに好意を伝えてくるが、どうにも胡散臭い。
• カイ・ロペス
  テトの従者のひとりである、快活な青年。
  朝焼けを思わせる紫の瞳と浅黒い肌を持つ。
  率直に切り込むようなきつい言葉で、妖精の存在を否定する。
• レナ・ベネット
  テトの従者のひとりである、理知的な女性。
  砂糖を煮詰めたような甘い瞳と凛とした雰囲気がある。
  一歩引いたところからミラやテトを見守る、お姉さんのような立ち位置。
• ノノン
  ミラの家族であり幼馴染であり兄貴分である、ケットシーのオス。
  美しいブルーの毛並みと若草の瞳。
  人の善性を信じるミラに対し、深く疑い穿った見方をするように意識している。

• カクヨム
• ノベルアップ+
• MAGNET MACROLINK（旧名：マグネット！）
• ツギクル

記載内容に変わりはありません。

本編で出てきた世界観のまとめや、細かい補足などをここでまとめます。
なんかここは今考え中。